警察は、核弾頭を運ぶために使用されたタイプの不活性ロケットが、ワシントン州の死亡した住民の家のガレージで発見されたと発表した。
ベルビュー警察は木曜日、シアトルからワシントン湖を挟んで対岸にある市内の住宅のガレージに軍用ロケット弾が発射されたとの通報に応じた。 警察によると、オハイオ州デイトンにある空軍博物館から水曜日の夜、近所の人が不動産販売で購入したと主張する品物を寄贈する申し出があったと通報があったという。
爆弾処理班の隊員が錆びた物体を検査したところ、それが1.5kt W25核弾頭を搭載するように設計された無誘導空対空ロケットであるダグラスAIR-2ジーニー(以前の名称MB-1)であることが判明した。 弾頭は取り付けられておらず、ロケット燃料もなかった。「本質的に、その物品は爆発の危険性のない人工物であることを意味する」。
「物品は不活性であり、軍が返還を要求しなかったため、警察は博物館で展示するために修復するために近所の人に物品を預けた」と警察は述べた。
空軍兵器博物館財団によると、この無誘導空対空ロケットは、ソ連の戦略爆撃機の迎撃が主要な軍事的懸案だった冷戦時代に米国とカナダで使用された。 1957年7月、ジーニーはF89J迎撃機から高度18,000フィート(約5,500メートル)で発射され、ネバダ州ユッカフラッツ上空で爆発した。これは、米国の核搭載空対空ロケットの最初で唯一の実験爆発となった。
警察はツイッターで「またこのような電話がかかるまでには、かなり長い時間がかかるだろう」とロケットの絵文字を付け加えて投稿した。